【保存版】SEO対策ツール「ahrefs」で競合分析とキーワード選定を効果的に!「Keywords Explorer」とは?データの見方を紹介

SEO対策をする上で重要な指標である被リンクを分析するツールとして有名な「ahrefs」ですが、ダッシュボードが新しく使いやすくなったり、流入キーワードの精度が向上されていたり、Content Explorerとよばれる競合サイトのコンテンツを分析できる機能が追加されたりなどなど、、最近目覚ましいぐらいに機能が拡充しています。 

Content Explorerの使い方につきましては以前こちらの記事で紹介していますので是非ともご覧ください^^

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今回はahrefsのツールの中でも「Keyword Explorer」というツールの有効的な使い方を紹介したいと思います。何かコンテンツを書くときにどうやってキーワード選定していいかわからない方もいらっしゃるかと思いますが、Keyword Explorerはそんな時にとても役にたつツールとなっています。

 

SEO対策をする上でキーワード選定に必要なことは?

コンテンツを作る際にそのコンテンツが狙うべきキーワードを戦略的に選定する必要があります。選定する上で必要な要件はおおまかに以下の3つの事柄があるかと思います。

① キーワードボリューム(クエリボリューム)

こちらにつきましては皆さん周知だと思いますがニーズがないもの、検索される回数が少ないテーマを選定しても集客には繋がりませんのでニーズの把握する必要があります。Googleのキーワードプランナーがよく使われます。

② 競合度合い

この競合度合いを把握することがSEO対策・コンテンツマーケティングをする上で特に大事であり、よく見過ごされやすい点かと思います。

当たり前ですが、キーワードボリュームが多いキーワードは集客が見込めますが、大手サイトなど競合が対策している可能性が高いキーワードになります。また収益性が高い(コンバージョンにつながる)キーワードは、キーワードボリュームに対して競合が多く存在するため競合分析・調査をしないままコンテンツを制作をするとコストがかかるだけになってしまいます。

ですが、競合の度合いを把握する方法は正確にはないのが実情です。近年Googleがドメインランク(サイトのパワーをあらわす指標)の公開を終了したことから、さらに競合の強さを把握する指標がなくなりました。そんな中、ahrefsは独自に被リンク状況などからドメインランクを公開しているため、競合の強さを把握する上でとても有効です。

 

③ ターゲットユーザーのニーズを踏まえたコンテンツが作れるかどうか

実際に狙いたいキーワードを見つけたとしてもそのニーズに対するコンテンツが作れないと意味がありません。タイトルだけにそのキーワードを入れて本文の内容では触れていないといった釣りタイトルをよく見かけますが、読者にとってもSEO対策をする上でもよくありません。ニーズに対してちゃんと応えられるようなキーワードを選定するようにしましょう。

 

以上、簡単に3点挙げました(キーワード選定をする上でのポイント、コツ・ノウハウなど詳細につきましては別の機会にまとめたいなと思います)。

 

上で述べたように、確実な方法がない競合度合いを把握することが難しいためahrefsのようなツールは分析をする上でとても参考になります。では詳しくahrefsについて紹介していきます。

ahrefsの特徴とは?何がわかるのか?

ahrefs(エーエイチレフス)とはウクライナ発祥の被リンク分析ツールであり、日本ではフルスピードとよばれるSEO会社が提供しています。ahrefsはGoogleなどのbotと同じようにWEB上に公開されているサイトをクローリングして被リンクやコンテンツの内容、ソースコードの情報といったさまざまな情報を取得しています。

取得したデータをもとにahrefs社独自の分析データを公開しています。分析データにつきましては別の機会にまとめますが、おおまかに以下の項目を公開しています。

  • 自社・他社の被リンク(コンテンツ、サイトごとの推移やどのページからリンクされているかなど)
  • ドメインランク(ahrefs独自に算出されたランキング)
  • サイトの流入キーワード(サイトにどういったキーワードで流入しているか、おおまかな流入数もわかる)
  • マークアップのエラー通知(h*タグやメタタグなどSEO対策をする上で必要なタグの修正内容をアドバイス)
  • ソーシャルブックマーク数(facebookやtwitter、Google+など)

などなど...使い切れない機能の数々がありますのでこちらについては別の機会にまとめようと思います。

 

ahrefsのSEOキーワード選定ツール「Keyword Explorer」の使い方とデータの見方を紹介

Keyword Explorerは以前より機能はあったのですが、最近になってさらに使い勝手がよくなりコンテンツマーケティング・SEO対策をする上でとても効果的な機能になっています。

では、実際にKeyword Explorerの使い方を見ていきましょう。

  1. ahrefsを開きダッシュボードを開くと以下のような画面が現れます。

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  2. ページの上部・右上にある「Keyword Explorer」をクリックします。クリックすると以下の画面が現れます。

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     Google窓のような画面があらわれます。なぜかjuicesばかりキーワードがサジェストされています笑 決してヘルシー志向ではありません笑

  3. 調べたいキーワードを入力して、United Statesが選択されているセレクトボックスの内容を実際に対策したい国に変更します。大抵の方は「Japan」を選択されることになるかと思います。ちなみに複数のキーワードを入力することで表示内容を絞り込むことができます。

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  4. 以下のような表示結果があらわれます。調べたい項目でソートをかけることができます。

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    ソートがかけられる項目は以下のとおりです。
    ・Keywordの関連度
    ・KDβ(競合度合い)
    ・検索ボリューム
    ・CPC
    ・検索結果数(Googleで検索したときに表示されるコンテンツの数)
    ・単語の数(キーワードが1単語の場合は1、複合語の場合は2 or 3...)

    ほぼキーワードプランナーで調査したときに表示される項目があらわれます。競合度合いについてはahrefsのドメインランクから算出しているので細かいデータになっているため分析しやすいです(キーワードプランナーの場合は競合は高中低のみでしかも広告枠のコンテンツの競合度合いを指している)。

  5. キーワードごとにさらに詳しい情報をみるためには、各キーワードの列の右端にある「SERP」をクリック

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    これがahrefsのKeyword Explorerの凄い点です。そのキーワードで検索したときに検索結果に表示されるページのドメインランクや被リンク数、facebookなどのソーシャルブックマーク数が把握できます。
    上位に表示されるページの各項目を分析することによって、競合の強さだけではなく、競合サイトが行っている施策がキーワードごとに把握することができます。

  6. ソート条件を指定して生データを出力できる

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    画面の右上にあるExportをクリックするとCSVデータで指定したソート条件で生データを出力することができます。出力したデータをもとに競合と検索キーワードボリュームの相関をだして、穴場のキーワードを見つけることができます。

以上、Keyword Explorerの使い方を紹介してきました。コンテンツを作る上で確実に狙うキーワードを選定すること、狙うキーワードの競合の分析をすることはとても大切になります。その点、今回ご紹介したahrefsのKeyword Explorerは有効なツールと言えるかと思います。戦略を練ってコストパフォーマンスの高いコンテンツを作っていきたいですね。
次回は、自社サイトのキーワード分析について紹介できたらと思います。最近滞ってるので更新がんばります笑

 

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